四谷『すし匠』などで腕を磨き、味や技を守りつつ自分らしさも追求する
西麻布の鮨店
乃木坂駅より徒歩およそ10分。西麻布の交差点から通りを一本入った落ち着いた街並みに店を構えるのが『鮨 山口』。親方の山口 康広(やまぐち やすひろ)氏が、お客さまに満足いただけるように誠心誠意腕を振るう。
鮨職人・山口氏のキャリアは鮨一筋。四谷『すし匠』をはじめ、南青山『匠 進吾』と合わせて14年研鑽を積み、2022年2月、満を持して自身の名字を冠した『鮨 山口』をオープンした。
「“お客さま一人一人に気持ちを込めて。そして正直に”という修業先での教えをぶれることなく忠実に守り、学んだ味や技を基本に、なおかつ掘り下げて自分らしさを追求している」と話す山口氏。
コースは四谷『すし匠』と同様に、握りの途中でつまみを織り交ぜ、合わせて20〜22品が提供される。修業時代から付き合いのある豊洲市場の鮮魚店より、選りすぐりの魚介が届く。握りの酢飯は、人肌に保温された米酢の「白」と赤酢の「赤」との2種類が、鮨ダネによって使い分けられる。
日本酒は、山口氏が馴染みのある宮城「日高見」、佐賀「能古見(のごみ)」をはじめ、常時10種を置く。ワインは山口氏の故郷にある山梨98ワイナリーの「霜(SOU) 」他、白ワインのみ、ボトルとグラスで用意される。ドリンクメニューを迷われたら、山口氏にお任せすることをおすすめしたい。
店内はカウンター9席。山口氏との会話も弾み、和やかな雰囲気に包まれる『鮨 山口』を、家族や友人、仕事仲間やカップルで利用され、日々進化する握りとつまみを堪能されてはいかがだろうか。
■アクセス 乃木坂駅より10分
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